SPALDING製の「ドリブルゴーグル」で練習したら色々ヤバかった話

“ヘッドアップ”とは、バスケットボールの指導現場で度々登場する、「顔を上げてドリブルしよう」という意味で用いられる言葉です。

あなたは言われたことありますか?ちなみに私は、現役時代に何度か視野が狭いことを指摘されたことがありました。それは、ドリブルスキルが未熟であるが故にミスを恐れてボールを視界に少しでも入れながらドリブルしてしまうことから起こります。

誰しもが初心者の時は経験する道ではあるのですが、ボールを全く見なくても自由にコントロールできるハンドリングスキルが備わっていればヘッドアップできますし、試合中にボールのコントロールをヘッドアップした状態でできるようになれば、見える世界が180度変わると言いきれるほど違うでしょう。

この記事では、そんな未来を実現させてくれる、SPALDING(スポルディング)が開発したドリブル練習用ツール「ドリブルゴーグル」をご紹介させていただきます。

ドリブルゴーグルってなんだ?

※ポストに余裕で入る程のコンパクトサイズで配送されました。サイズも縦23㎝と小さいです

ゴーグルと言えば、まず最初に思いつくのが水泳のゴーグルです。水中でも視界をクリアに確保するための必需品ですね。私の認識では、ゴムを強めに締めて、両目にしっかりと装着されていることを確認しないと、着水時や泳いでいる最中にズレて一気に絶望感に浸ることができるアイテムです。

今回ご紹介する「ドリブルゴーグル」は、水中で使うものではないようです。

もし、これを水中で使ったとしたら大変なことになることは予想できます。

“ウルトラマンが変身する時に使うやつ”に見えなくもないドリブルゴーグル。このゴーグルを使うことでドリブルスキルが上がるそうだが、装着することで何か不思議な力が得られるのでしょうか?

ゴーグルを手にとってみた

なるほど、ゴーグルはその下半分程度が覆われており、これを装着すると視界の下の方が見えなくなるという構造らしい。おそらくこのゴーグルは、手元がまったく見えなくなるという仕組みに違いないでしょう。

ドリブルする時に「ボールをついつい見てしまう」という問題を解決してくれそうではありますね。

ゴーグルの素材はプラスチック製となっていますが、このようにやわらかソフト。これなら長時間装着した時の違和感、疲労感は軽減されそうです。

装着してみた

さて、いよいよ体育館で試す時が来ました。いざ装着・・・

・・・

・・・・・・・

だ・・・ダサい!

はっきり言って気持ち悪い。こんなやつが急に電車とか乗り込んできたら、車両中に緊張が走るぞ。とまあそれは良いとして、装着感は水泳ゴーグルとは違って、ソフト。肌との接触部分に特に違和感なしなのでアイマスクをしているくらいの感覚です。

そして、手元が・・・見えない!!

ちょっと顔を下に傾けても、まったく足元が見えない。これはすごいかもしれない・・・!

ドリブルしてみた

ドリブルしてみました。

ハンドリングスキルが爆上がりすると一部で噂になっているSlippery Socks(スリッパリーソックス)(発売元:Rankup Sports)をあえてボールに装着した状態でチャレンジです。

まず、ドリブルする時に手元が全く見えなくなるので、ドリブルは手の感覚のみですることになります。これは良い!めちゃくちゃ良い練習になります。

手元が見えない上にスリッパーソックスを履いているので、かなりドリブルしづらいです。ボールの中心を捉える感覚を磨きながら、ヘッドアップしてドリブルする練習ができる。しかも安価。

スキルアップを目指しているあなたなら、買わない手はない(と思います)

試合中に装着するのは嫌だったのでやりませんでしたが、興味のある方はチャレンジして、感想を聞かせてくださいね。(コメントは受け付けておりませんのでDMください)

商品詳細

SPALDING(スポルディング) バスケットボール ドリブルゴーグル
8481SPCN
¥880(税込)※セール中の場合、変動あり

高校時代の想い出

筆者の私が高校時代の頃(2000年代前半)、当時のチームメイトで、すぽろぐの記事制作も行っているじゅん君(仮名)が、水泳のゴーグルをつけてドリブル練習していたことがありました。

気が狂ったのかな?と思ってよく見ると、ゴーグルの下半分に黒いビニールテープを貼って、それを装着しながらドリブル練習していたのです。

じゅん君、特許とれたんじゃね?

と今では思いますが、このような便利な商品が出てくる度にバスケのスキルは上がり続けていくのでしょうが、クリエイティブな発想は失われていくような気がしてなりません。というおじさんのぼやきを最後に、この記事を締めくくらせていただきます。

この記事が、あなたのドリブル・ハンドリングスキルの向上につながれば幸いです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。