日本のプロバスケットボールリーグ「Bリーグ」は、毎年10月初旬から翌年5月頃まで約8ヶ月間にわたって熱戦が繰り広げられます。
この記事では、Bリーグのシーズンがどのように進んでいくのか、オールスターゲームなどの主要なイベントと合わせてわかりやすくご紹介します!
| 時期 | イベント | 内容 |
|---|---|---|
| 10月初旬 | シーズン開幕 | レギュラーシーズンスタート |
| 10月〜4月 | レギュラーシーズン | 各チーム60試合を戦う |
| 1月中旬 | オールスターゲーム | 2日間のファン参加型イベント |
| 4月下旬 | レギュラーシーズン終了 | プレーオフ進出8チームが決定 |
| 5月初旬〜中旬 | B2プレーオフ / B1チャンピオンシップ開始 | トーナメント戦スタート |
| 5月下旬 | ファイナルズ | 横浜アリーナで優勝チーム決定 |
| 5月末〜6月 | アワードショー | シーズンMVP等の表彰式 |
Bリーグのシーズンは、秋に始まり翌年の初夏に終わるまでの約8ヶ月間にわたって開催されます。
試合観戦の計画を立てるためには、まずBリーグのシーズンの流れを把握するのがおすすめです。
シーズン全体を理解すると、各試合の位置づけがわかり、より一層応援に熱が入るでしょう。
この記事では、Bリーグのシーズンがいつ始まりいつ終わるのか、年間のスケジュールはどのようになっているのかを解説します。
Bリーグのシーズンは、毎年10月頃に開幕し、翌年の5月下旬から6月上旬に年間チャンピオンが決定するまでの期間で行われます。
約8ヶ月という長い期間、各チームは激しい戦いを繰り広げます。シーズンの幕開けとなる開幕戦から、どのチームがチャンピオンシップに進出するのか、ファンはシーズンを通して目が離せません。
レギュラーシーズンと呼ばれるリーグ戦が中心ですが、シーズン中盤にはオールスターゲームなどの特別なイベントも開催されます。
Bリーグのシーズンの流れを掴んでおくと、注目の試合やイベントを見逃すことなく楽しめます。シーズン終了後の6月から8月はオフシーズンとなり、各チームは来シーズンに向けた準備期間に入ります。
Bリーグのシーズン開幕は、バスケットボールファンにとって待ち遠しい一大イベントです。
注目のBリーグ 2025-26シーズンの開幕日は、2025年10月3日(金)でした。
開幕節では、前シーズンの王者とライバルチームの対戦など、魅力的なカードが組まれる傾向にあります。
シーズンの行方を占う最初の試合として、毎年大きな注目を集めます。お気に入りのチームの開幕戦の相手や日程は、早めにBリーグ公式サイトで確認しておきましょう。
チケットは人気カードから売り切れるため、開幕日の情報をチェックしたらすぐに購入を検討するのがおすすめです。
Bリーグの1年間は、大きく5つの期間に分けられます。
Bリーグのシーズンの流れを理解するために、まずは全体のスケジュールを把握しましょう。
レギュラーシーズンだけでなく、シーズン中やシーズン後にもさまざまなイベントが用意されています。
Bリーグ観戦の基本となるのが「レギュラーシーズン」です。
約7ヶ月間にわたるこの期間の戦いが、シーズン終盤の展開を大きく左右します。レギュラーシーズンを理解すれば、日々の試合結果をより深く楽しめるようになります。
ここでは、レギュラーシーズンの仕組みと流れについて、以下の3つのポイントを解説します。
Bリーグのレギュラーシーズンは、10月の開幕から翌年の5月上旬までの約7ヶ月間にわたって開催されます。
B1リーグに所属する各チームは、この期間に合計60試合を戦います。平日のナイトゲームや週末の試合など、ほぼ毎週のように熱戦が繰り広げられるのが特徴です。
長いシーズンを戦い抜くためには、チームの総合力が試されます。
主力選手のコンディション維持や、若手選手の成長が順位を大きく左右する要因になります。
ファンにとっては、応援するチームがどのようにシーズンを戦い、成長していくのかを長期的に見守れるのがレギュラーシーズンの醍醐味です。
60試合という長丁場だからこそ、多くのドラマが生まれます。
B1リーグは、所属する24チームが「東地区」「中地区」「西地区」の3つの地区に分かれて順位を争います。
各地区には8チームが所属しており、それぞれの地区内でライバル関係が生まれるのも見どころの一つです。
レギュラーシーズン60試合の対戦相手は、以下のように決まっています。
まずは自分が応援するチームがどの地区に所属しているのかを確認しましょう。同じ地区のチームとの対戦は、チャンピオンシップ進出に直結するため、特に負けられない戦いになります。
レギュラーシーズンの順位は、各チームの勝率によって決まります。
60試合を終えた時点で勝率が高いチームほど、上位になります。もし勝率が同じチームが複数ある場合は、直接対決の勝敗など、いくつかの基準に沿って順位が決定されます。
そして、このレギュラーシーズンの順位が、年間王者を決める「B.LEAGUE CHAMPIONSHIP」への出場権に直結します。
チャンピオンシップには、全24チームのうち、以下の条件を満たした8チームのみが進出できます。
各チームは、この8つの出場枠を目指して、レギュラーシーズンを戦い抜きます。
Bリーグの楽しみは、レギュラーシーズンの公式戦だけではありません。
シーズン中盤には、リーグ戦とは一味違った特別なイベントが開催され、シーズンをさらに盛り上げます。これらのイベントは、普段は見られない選手の表情や組み合わせが見られる貴重な機会です。
ここでは、シーズン中に行われる主な3つのイベントを紹介します。
B.LEAGUE ALL-STAR GAMEは、毎年1月に開催されるBリーグのお祭りです。
ファン投票やリーグ推薦によって選ばれたスター選手たちがチームの垣根を越えて集結し、一夜限りのドリームチームを結成して対戦します。勝敗を争う真剣勝負の中にも、選手たちの笑顔や華やかなプレーが溢れるのが魅力です。
試合本編だけでなく、ダンクコンテストや3ポイントコンテストなどの各種コンテストも同時に開催されます。
リーグ屈指の身体能力を持つ選手や、正確なシュートを誇る選手たちが、それぞれの技術を披露する姿は圧巻です。
普段のリーグ戦では見られない選手の組み合わせやリラックスした表情を楽しめる、年に一度の特別なイベントといえるでしょう。
天皇杯 全日本バスケットボール選手権大会は、Bリーグのチームだけでなく、大学や社会人、高校のチームも参加する日本一決定戦です。
プロとアマチュアが同じ舞台で戦う、一発勝負のトーナメント方式で行われます。Bリーグのシーズンと並行して開催され、決勝は例年3月に行われます。
リーグ戦とは異なり、一度負けたら終わりのノックアウト方式であるため、独特の緊張感が漂います。格下のチームが格上のBリーグチームを破る「ジャイアントキリング」が起こる可能性もあり、最後まで展開が読めない面白さがあります。
Bリーグの年間王者とは別に「日本一」の称号が与えられるため、各チームにとって重要なタイトルの一つです。
EASL(East Asia Super League)は、東アジアの各リーグからトップクラスのクラブチームが集まり、アジアNo.1を争う国際大会です。
Bリーグからは、前シーズンのチャンピオンシップで上位に入った2チームが出場権を得ます。日本のチームが、韓国(KBL)やフィリピン(PBA)、台湾(P. LEAGUE+)などの強豪クラブと対戦する貴重な機会です。
Bリーグのシーズンと並行して、ホーム&アウェイ方式のグループステージが行われ、それを勝ち抜いたチームが決勝トーナメントに進みます。
普段対戦することのない海外の強力な選手やチームとの対戦は、Bリーグの試合とはまた違った迫力と興奮があります。
日本のバスケットボールのレベルをアジアの中で確かめられる大会として、注目度が高まっています。
約7ヶ月間にわたるレギュラーシーズンを終えると、いよいよシーズンのクライマックスであるポストシーズンが始まります。
年間王者の座をかけた戦いや、B1リーグへの昇格・残留をかけた争いなど、ファンの興奮が最高潮に達する時期です。
ここでは、シーズン終盤の最も熱い戦いを3つのテーマに分けて解説します。
B.LEAGUE CHAMPIONSHIPは、Bリーグの年間王者を決定するためのトーナメントです。
レギュラーシーズンを勝ち抜いた8チームだけが出場を許される、まさに頂上決戦といえます。レギュラーシーズンの順位が上位のチームほどホームで戦えるアドバンテージがあるため、レギュラーシーズンの一つ一つの勝利がここで活きてきます。
このトーナメントを勝ち抜いたチームだけが、Bリーグチャンピオンという最高の栄誉を手にできます。短期決戦ならではの緊張感と、チームの戦術やエース選手の活躍が勝敗を分けるため、どの試合も目が離せません。
Bリーグのシーズンの流れの中で、最も注目が集まる最高の舞台です。
チャンピオンシップは、例年5月中旬から下旬にかけて開催されます。
トーナメントは「クォーターファイナル(準々決勝)」「セミファイナル(準決勝)」「ファイナル(決勝)」の3ラウンドで構成されています。
クォーターファイナルとセミファイナルは、2戦先勝方式で行われます。
先に2勝したチームが次のラウンドに進出できるため、1試合目の結果が非常に重要になります。ファイナル(決勝)も以前は2戦先勝方式でしたが、近年は1試合で勝敗を決める一発勝負の形式が採用される場合もあります。
レギュラーシーズン上位チームのホームで開催されるため、会場全体が一体となる熱狂的な雰囲気もチャンピオンシップの魅力の一つです。
チャンピオンシップが年間王者を決める戦いである一方、シーズン最終盤にはもう一つの重要な戦いがあります。
それが、B1リーグとB2リーグのチームが入れ替わる可能性がある昇降格制度です。B2リーグのプレーオフを勝ち上がったチームと、B1リーグの下位チームが、来シーズンのB1の座をかけて対戦します。
B1チームにとっては「残留」、B2チームにとっては「昇格」という、クラブの未来を左右する負けられない戦いです。
年間王者を決める華やかな舞台とは対照的に、クラブの存続をかけた必死のプレーが見られます。この昇降格をかけた戦いがあることで、シーズン最後までリーグ全体の緊張感が保たれます。
5月にチャンピオンが決定しシーズンが幕を閉じても、Bリーグの楽しみは終わりません。
6月から9月の開幕前までの「オフシーズン」は、来シーズンに向けた準備期間であり、ファンにとっても注目の情報が次々と発表される時期です。
ここでは、オフシーズン中の主な3つの動きについて解説します。
B.LEAGUE AWARD SHOWは、シーズン終了後に開催される年間表彰式です。
この式典では、レギュラーシーズンで最も活躍した選手に贈られるMVP(最優秀選手賞)をはじめ、ベスト5、新人賞、ベストディフェンダー賞など、さまざまな個人賞が発表されます。
コート上での厳しい表情とは違う、選手たちの華やかなスーツ姿を見られるのもこのアワードの魅力です。シーズンを通してチームを応援してきたファンにとって、応援するチームの選手が表彰されるのは嬉しい瞬間でしょう。
一年間の激闘を振り返り、選手たちの功績を称える、シーズンの締めくくりにふさわしいイベントです。
オフシーズンは、選手の移籍が最も活発になる時期です。各チームは来シーズンの戦力補強のため、新しい選手の獲得に動きます。
自由な移籍交渉が可能になった選手が「自由交渉選手リスト」としてリーグから公示されると、ファンの間では「あの選手はどこへ行くのか」という話題で持ちきりになります。
主力選手の移籍や、期待の若手選手の加入は、チームの戦力を大きく変える可能性があります。応援するチームの来シーズンの陣容が固まっていく過程は、ファンにとって楽しみでもあり、少し寂しさも感じる期間かもしれません。
オフシーズンの移籍市場の動向は、来シーズンのBリーグの勢力図を占う上で見逃せないポイントです。
夏が近づくと、各チームは新シーズンに向けた準備を本格化させます。
まず、ヘッドコーチや選手といった新しいチーム体制が正式に発表されます。新加入選手がチームに合流し、8月頃からは新チームとして初めての練習が始まります。
9月に入ると、レギュラーシーズン開幕に向けた最終調整として、プレシーズンゲームが各地で行われます。
プレシーズンゲームは、新チームの仕上がり具合や新加入選手のプレーをいち早く見られる貴重な機会です。
この時期になると、ファンも「いよいよ新しいシーズンが始まる」という期待感で胸が高鳴ります。オフシーズンの動きを追いかけると、Bリーグの開幕日をより一層楽しめるでしょう。
この記事では、Bリーグのシーズンの流れについて、開幕からチャンピオン決定、そしてオフシーズンまでを網羅的に解説しました。
Bリーグは、10月の開幕から翌年5月のチャンピオンシップまで、約8ヶ月間にわたる長いシーズンの中で、さまざまな見どころがあります。
レギュラーシーズンの熱戦はもちろん、オールスターゲームのような華やかなイベントや、天皇杯のような一発勝負の戦いも見逃せません。
そして、シーズンのクライマックスであるチャンピオンシップでは、最高の興奮が待っています。
この記事を参考にシーズンの全体像を把握し、ぜひバスケットボール会場に足を運んでみてください。
Bリーグ公式サイトでは、最新の試合日程やチケット情報を確認できます。お気に入りのチームを見つけて、Bリーグ観戦を楽しみましょう。