すぽろぐ編集部 
バスケットボールの試合時間って、リーグや年代によって違うって知っていましたか？
「NBAとBリーグの違いは？」
「小学生から大学生まで、試合時間はどう変わるの？」
「国際大会では特別なルールがあるの？」
このような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
本記事では、バスケットボールの一般的な試合時間から、各リーグや年代別の違い、さらには休憩時間や延長戦のルールまで詳しく解説します。
バスケットボールをより深く楽しむための知識として、ぜひ最後までお読みください。
バスケットの試合の流れについて
バスケットボールの試合は、クォーター制を採用しており、基本的に4つのクォーターで構成されています。
各クォーターの間には短い休憩時間があり、第2クォーターと第3クォーターの間には比較的長いハーフタイムが設けられています。
試合の流れを理解することで、観戦をより楽しむことができるでしょう。
バスケの試合は平均約2時間で終了する
バスケットボールの1試合にかかる時間は、リーグや大会によって多少の違いがありますが、平均して約2時間程度です。
この時間には、実際のプレー時間だけでなく、タイムアウトやファール・バイオレーションによる停止時間や休憩時間も含まれています。
例えば、一般的な試合では以下のような時間配分になっています。
・4クォーター × 10分 = 40分（実際のプレー時間）
・クォーター間の休憩 × 3回 = 約10分
・ハーフタイム = 約15分
・タイムアウトやファール・バイオレーションによる時計停止 = 約55分
これらを合計すると、おおよそ120分（2時間）となります。ただし、接戦の場合は延長戦に突入することもあるため、さらに長くなる可能性もあるでしょう。
ハーフタイムの過ごし方
ハーフタイムは、バスケットボールの試合において非常に重要な時間帯です。
選手たちにとっては休息とリフレッシュの機会であり、戦略の練り直しにも活用されます。
一般的に10〜15分程度設けられており、以下のような過ごし方が一般的です。
- 選手の休息：体力回復や水分補給を行います。
- チーム戦略の見直し：監督やコーチが前半の分析と後半の作戦を伝えます。
- 怪我の手当て：必要に応じて治療やテーピングを行います。
- メンタル面の調整：選手同士で声を掛け合い、モチベーションを高めます。
観客にとってもハーフタイムは重要です。
この時間を利用してトイレ休憩や飲食物の購入を行うことができるでしょう。また、会場によってはハーフタイムショーなどのイベントが行われることもあります。
試合の臨場感を味わいつつ、ハーフタイムを有効活用することで、より充実した観戦体験が得られるはずです。
【Bリーグ・NBA・学生】バスケの試合時間を詳しく解説！
バスケットボールの試合時間は、リーグや年代によって異なります。プロから学生まで、各カテゴリーの試合時間を比較しながら詳しく解説していきましょう。
試合時間の違いを知ることで、より深くバスケットボールを楽しむことができるはずです。
Bリーグの試合時間
Bリーグは日本のプロバスケットボールリーグです。
試合時間は、以下の通りです。
・1クォーター：10分
・クォーター数：4
・ハーフタイム：10分
・クォーター間の休憩：2分
実際のプレー時間は40分ですが、タイムアウトやファール・バイオレーションによる停止時間があるため、全体の所要時間は約2時間になります。
延長戦が発生した場合は5分間のクォーターが追加されます。
Bリーグの試合時間は、国際基準に準じているため、オリンピックなどの国際大会と同じ時間設定となっています。
NBAの試合時間
NBAは世界最高峰のプロバスケットボールリーグです。
試合時間はBリーグとは異なり、以下のようになっています。
・1クォーター：12分
・クォーター数：4
・ハーフタイム：15分
・クォーター間の休憩：2分30秒〜3分
NBAの実際のプレー時間は48分と、Bリーグより8分長くなっています。
タイムアウトの回数も多いため、試合全体の所要時間は約2時間30分になることが一般的です。延長戦は5分間で行われます。
オリンピックなどの国際大会の試合時間
オリンピックやFIBA（国際バスケットボール連盟）が主催する国際大会の試合時間は、Bリーグと同じ設定です。
・1クォーター：10分
・クォーター数：4
・ハーフタイム：15分
・クォーター間の休憩：2分
国際大会では、各国の代表選手が集まるため、国際基準の試合時間が採用されています。
ハーフタイムが15分と少し長めに設定されているのが特徴です。
この時間を利用して、選手たちは十分な休息と戦略の練り直しを行います。国際大会の試合では、異なるプレースタイルを持つ国同士の対戦が見られるのも魅力の一つですね。
小学生（ミニバス）のバスケの試合時間
小学生のバスケットボール、いわゆるミニバスケットボールの試合時間は以下のようになっています。
・1クォーター：6分
・クォーター数：4
・ハーフタイム：5分
・クォーター間の休憩：2分
小学生の体力を考慮し、1クォーターは6分と短めに設定されています。実際のプレー時間は24分ですが、タイムアウトなどを含めると、全体の所要時間は約1時間程度になります。
ミニバスでは、コートのサイズやゴールの高さも小学生向けに調整されており、楽しみながらバスケットボールの基礎を学べる環境が整っています。
中学生のバスケの試合時間
中学生のバスケットボールの試合時間は、小学生より少し長くなります。
・1クォーター：8分
・クォーター数：4
・ハーフタイム：10分
・クォーター間の休憩：2分
実際のプレー時間は32分で、全体の所要時間は約1時間30分程度です。
中学生になると体力も向上し、より本格的な試合展開が見られるようになります。この年代では、基本的なスキルの向上とチームプレーの重要性を学ぶ良い機会となっているでしょう。
高校生・大学生のバスケの試合時間
高校生と大学生のバスケットボールの試合時間は同じで、以下のようになっています。
・1クォーター：10分
・クォーター数：4
・ハーフタイム：10分
・クォーター間の休憩：2分
実際のプレー時間は40分で、Bリーグや国際大会と同じ設定です。全体の所要時間は約2時間程度になります。
高校生や大学生の試合では、選手の体力と技術が向上し、プロに近いレベルの試合展開が見られることも珍しくありません。
インターハイや全国大会などでは、熱戦が繰り広げられることでしょう。
3×3のバスケの試合時間
3×3バスケットボールは、近年注目を集めている新しい競技形式です。通常のバスケットボールとは異なるルールで行われ、試合時間も大きく違います。
・試合時間：10分
・延長戦：最初に2点を先取したチームの勝利
3×3では、10分の制限時間内に21点先取したチームが勝利します。どちらも達成されない場合は、得点の多いチームの勝利となります。
通常のバスケットボールと比べてテンポが速く、激しい攻防が繰り広げられるのが特徴です。オリンピック種目にも採用され、今後さらな発展が期待される競技形式と言えるでしょう。
【豆知識】バスケの試合はクオーター制ではなかった
バスケットボールの試合時間と言えば、現在では4つのクォーターに分かれていることが一般的です。しかし、バスケットボールの試合は元々クォーター制ではありませんでした。
バスケットボールが誕生した1891年当時、試合時間は2つのハーフで構成されていました。各ハーフは15分間で、間に5分間の休憩を挟む形式でした。つまり、今でいうところのサッカーに近い時間構成だったのです。
クォーター制が導入されたのは2001年頃のことです。国際ルールの変更がきっかけで、各リーグや学生の試合にもクォーター制が導入されました。
あの人気バスケ漫画の「スラムダンク」も20分の前後半制で試合をしていますよね。今となっては違和感しかありませんが、かつてはハーフ制が主流だったんです。
まとめ
バスケットボールの試合時間は、リーグや年代によって様々です。
最後に、主要なポイントを整理しましょう。
- 一般的な試合時間：
- 4つのクォーターで構成
- 1試合の実際のプレー時間は40〜48分
- 休憩時間を含めた全体の所要時間は約2時間
- リーグ別の特徴：
- Bリーグ：1クォーター10分、国際基準に準拠
- NBA：1クォーター12分、最も長いプレー時間
- 国際大会：Bリーグと同じ、ハーフタイムは15分
- 年代別の違い：
- 小学生：1クォーター6分、体力に配慮
- 中学生：1クォーター8分、より本格的な展開
- 高校生・大学生：1クォーター10分、プロに近いレベル
- 3×3バスケットボール：
- 10分間の1セットのみ
- 21点先取か時間制限での勝敗決定
- 歴史的変遷：
- 元々はハーフ制
- 1954年にクォーター制導入
バスケットボールの試合時間を理解することで、より深く競技を楽しめるようになります。各カテゴリーの特徴を把握し、選手たちの戦略や体力管理にも注目してみましょう。
バスケットボールの魅力をさらに深く味わえるはずです。