すぽろぐ編集部 
- バスケのプレーオフってどんな仕組み？
- NBAとBリーグのプレーオフの違いは？
- プレーオフに出場できるチーム数は？
バスケットボールのプレーオフは、リーグ優勝チームを決める重要な大会です。リーグによって出場条件や試合形式が異なり、独自の魅力を持っています。
この記事では、バスケのプレーオフについて、基本的な仕組みからNBAとBリーグの違いまで、詳しく解説していきます。
バスケットボールファンの方はもちろん、これからプレーオフを観戦したい方にも参考になる内容となっています。
バスケのプレーオフとは？基本的な仕組みと特徴
バスケットボールのプレーオフは、シーズンを勝ち抜いた上位チームによって行われるトーナメント形式の大会です。
プレーオフには主に3つの特徴があります。
- レギュラーシーズン上位チームのみが参加
- 勝ち抜き形式で優勝チームを決定
- 複数回戦制による真の実力の見極め
一つずつ詳しく解説していきましょう。
シーズン制とプレーオフの違い
レギュラーシーズンとプレーオフでは、試合の位置づけが大きく異なります。
レギュラーシーズンは各カンファレンスの全チームが総当たり戦を行い、勝率や勝ち点によってプレーオフ出場権を争うリーグ戦形式です。
一方プレーオフは、レギュラーシーズンで好成績を収めたチームだけが出場できる特別な大会となっています。
プレーオフではレギュラーシーズンと異なり、1回負けただけで敗退が決まる緊張感の高い試合が展開されます。各チームの真価が問われる大会といえるでしょう。
プレーオフとリーグ優勝の関係性
プレーオフはリーグ優勝を決める最も重要な大会です。
レギュラーシーズンで1位になったとしても、プレーオフで優勝しなければリーグチャンピオンにはなれません。プレーオフでの優勝がシーズン全体の優勝となる仕組みになっているのです。
シーズン中の成績も重要ですが、プレーオフでの勝利がリーグ制覇への絶対条件となっています。NBA、Bリーグともに採用しているシステムですね。
プレーオフで勝ち上がるための条件
プレーオフで勝ち上がるには、レギュラーシーズンでの好成績が必須となります。
出場権を得るには、各リーグで定められた順位以内に入る必要があるのです。
NBAでは各カンファレンス上位8チーム、BリーグではB1リーグの各地区上位2チームとこの上位2チームを除いた残り12チームのうち上位2チームの計8チームがプレーオフへの切符を手にすることができます。
プレーオフでは1試合1試合が重要な意味を持ち、チームの総合力が試されます。戦術面での準備や選手のコンディション管理など、様々な要素が勝利の鍵となるのです。
NBAのプレーオフ制度を詳しく解説！
NBAのプレーオフ制度は、世界最高峰のバスケットボールリーグにふさわしい緻密な仕組みを持っています。
主なポイントは以下の3つです。
- 出場条件と参加チーム数の規定
- プレーイントーナメントによる出場権争い
- 独自の試合形式とルール
詳しい内容を見ていきましょう。
NBAプレーオフの出場条件と参加チーム数
NBAプレーオフには、東西各カンファレンスから8チームずつ計16チームが出場します。
出場権を得るには、レギュラーシーズンでカンファレンス上位6位以内に入る必要があります。7位から10位のチームは、プレーイントーナメントで残り2枠の出場権を争うことになりますね。
レギュラーシーズンの順位が高いほど、プレーオフでも有利な条件で戦えるため、シーズン中の一戦一戦が重要な意味を持ちます。
プレーイントーナメントの仕組み
プレーイントーナメントは、プレーオフ出場権をかけた予選大会です。
レギュラーシーズン7位と8位のチームが1回戦を戦い、勝者が7位としてプレーオフ出場権を獲得します。
一方、9位と10位のチームも対戦し、敗者は敗退が決定。7-8位戦の敗者と9-10位戦の勝者が最後の出場権を賭けて対戦するシステムとなっています。
緊張感あふれる試合展開が魅力で、近年注目度が高まっているトーナメント形式といえるでしょう。
試合形式と勝ち上がりルール
NBAプレーオフは7戦4勝先取制を採用しています。
各カンファレンスの1位から8位までのチームがトーナメント形式で対戦し、4勝を先取したチームが勝ち上がる仕組みです。
ホームコートアドバンテージは上位チームが持ち、第1、2、5、7戦をホームで戦えます。
1回戦から激戦が繰り広げられ、真の強豪チームだけが勝ち残っていく過酷な戦いとなります。
ファイナルまでの道のり
NBAファイナルへの道のりは3つのステージに分かれています。
まず1回戦（カンファレンス準々決勝）を勝ち抜くと、カンファレンスセミファイナルへ進出。さらに勝利すると、カンファレンスファイナルでカンファレンス優勝を争います。
最終的に東西両カンファレンスの優勝チームがNBAファイナルで対戦し、シーズン全体の王者が決定されるのです。
プレーオフは約2ヶ月にわたる長期戦となるため、チームの総合力が試される大会となっています。
Bリーグのプレーオフ制度を詳しく解説！
Bリーグのプレーオフ制度は、日本のプロバスケットボールリーグならではの特徴を持っています。
ポイントは、以下の3つです。
- 各地区からの出場条件
- チャンピオンシップ制度
- 独自の勝ち上がり方式
順番に詳しく説明していきます。
そもそもBリーグがわからないという人は、まず下記の記事を読んでみてください。Bリーグとは何かを初心者にもわかりやすく解説しています。
Bリーグプレーオフの出場条件と参加チーム数
Bリーグのプレーオフは、8チームが出場します。
レギュラーシーズンで各地区上位2チームとこの上位2チームを除いた残り12チームのうち上位2チームが、プレーオフ出場権を獲得。
全8チームによる勝ち抜き形式でチャンピオンを決定していきます。
レギュラーシーズンの順位によってシード順が決まり、上位チームほど有利な組み合わせでプレーオフをスタートできるシステムとなっています。
チャンピオンシップの仕組み
Bリーグでは、プレーオフのことを「チャンピオンシップ」と呼んでいます。
チャンピオンシップは、計8チームによるトーナメント形式で行われます。優勝チームには、Bリーグチャンピオンとしての称号が与えられるのです。
レギュラーシーズンとは異なる独特の緊張感があり、シーズン最大の盛り上がりを見せる大会となっているでしょう。
試合形式と勝ち上がりルール
Bリーグのプレーオフはトーナメント形式で3戦2勝先取制を採用しています。
プレーオフに進出した8チームがトーナメントで対戦し、2勝を先取したチームが次のステージへ進出します。ホームでの試合数は上位チームが多く、第1戦と第3戦をホームアリーナで開催できます。
NBAと比べて短期決戦となるため、1試合1試合の重要度が非常に高いトーナメントといえるでしょう。
Bリーグ「チャンピオンシップ」までの道のり
Bリーグチャンピオンシップは3段階で争われます。
まず準々決勝を勝ち抜くと準決勝へ進出し、勝利すると決勝カードに名を連ねます。決勝で勝ち上がりチーム同士が対戦し、シーズン全体の優勝チームが決定されます。
約1ヶ月の短期集中型の大会となっており、チームの底力と戦術面での完成度が重要な要素となっているのです。
バスケのプレーオフまとめ
バスケットボールのプレーオフ制度について、重要なポイントを整理しましょう。
プレーオフの主な特徴は以下の3点となります。
- レギュラーシーズンとは異なる特別な大会
- シーズン全体の優勝チームを決める重要な大会
- リーグごとに独自の出場条件と試合形式を採用
NBAとBリーグではプレーオフの仕組みに大きな違いがあります。NBAは各カンファレンス8チーム、計16チームによる7戦4勝先取制を採用し、約2ヶ月をかけて優勝チームを決定します。
一方Bリーグは、各地区上位2チームとこの上位2チームを除いた残り12チームのうち上位2チーム、計8チームによる3戦2勝先取制で、約1ヶ月の短期決戦となっています。
どちらのリーグも、レギュラーシーズンの順位が高いほどプレーオフで有利な条件を得られる仕組みを導入。シーズン中の一戦一戦が、プレーオフでの戦いに直結するシステムを確立しています。
試合形式は異なりますが、真の強豪チームだけが勝ち残る熱い戦いは、バスケットボールファンに大きな興奮と感動を与え続けているのです。