「バスケのチームファウルって何回から罰則があるの?」
「チームファウルに関するルールがわからない」
このようなお悩みはありませんか?
バスケのチームファウルは、試合の流れを大きく変える重要なルールです。チームファウルが5回に達すると相手にフリースローが与えられ、試合が不利に進んでしまいます。
そこで、この記事では、バスケ初心者や保護者の方向けに、チームファウルの基本知識について詳しく解説します。
試合観戦や指導の参考として、ぜひ最後までお読みください。
バスケのチームファウルとは?基本知識を解説

バスケットボールの試合では、「チームファウル」というルールが試合の展開に大きな影響を与えるのです。
チームファウルの基本を理解すると、試合の流れがより楽しめるようになります。
バスケ初心者の方にも分かりやすく解説していくので、ぜひ参考にしてください。
チームファウルの定義と重要性
チームファウルとは、1つのピリオド(クォーター)内で1チームが犯した反則(ファウル)の合計数のことです。
バスケのチームファウルは、試合の戦略や展開に大きな影響を与えるルールであり、観戦する際にも重要なポイントとなります。
チームファウルが一定数に達すると、相手チームにフリースローが与えられるため、試合の後半になるほど重要性が増していきます。
特に接戦の場合は、このチームファウルの管理がゲームの勝敗を分けることもあるのです。
バスケの試合では、各チームのチームファウル数が会場の電光掲示板に表示されています。これを見れば、どちらのチームがファウルトラブルに近づいているかが一目で分かります。
ちなみに、ピリオドやクウォーターがわからないという人は、下記の記事を読んでみてください。バスケのクウォーター制について詳しく解説しています。
チームファウルがカウントされる条件と例
バスケのチームファウルには、ディフェンス側の選手が犯した「対人ファウル」がすべて含まれます。
もちろんオフェンスファウル(チャージング)もカウントの対象です。
具体的には以下のようなファウルがチームファウルとしてカウントされます。
- プッシング(相手を押す行為)
- ホールディング(相手をつかむ行為)
- ハンドチェック(手で相手の動きを制限する行為)
- イリーガルスクリーン(不正なスクリーンプレイ)
- ブロッキング(進路を妨害する行為)
- チャージング(ディフェンスが進行方向にいるにも関わらず強引にぶつかるなどの行為)
たとえば、ディフェンスの選手がドリブルしてきた相手の腕に触れてファウルを取られた場合、それは個人ファウルであると同時に、チームファウルとしても1つカウントされます。
ただし、テクニカルファウル(スポーツマンシップに反する行為)やアンスポーツマンライクファウル(危険な接触)は、チームファウルにはカウントされません。
これらのファウルは別のペナルティが科せられるためです。
チームファウルと個人ファウルの違い
バスケでは「チームファウル」と「個人ファウル」という2種類のファウルカウントが存在します。
それぞれの違いを理解することが、バスケのルールを把握する上で重要です。
個人ファウルは選手個人に対してカウントされ、1試合で5回(国際ルールでは5回、NBAでは6回)に達すると、その選手は「ファウルアウト」となり、それ以降の出場ができなくなります。
一方、チームファウルはチーム全体に対してカウントされ、1ピリオドで規定数(多くの場合4回)を超えると、それ以降は相手チームにフリースローが与えられるようになります。
さらに重要な違いとして、個人ファウルは試合を通じて累積されますが、チームファウルはピリオドごとにリセットされます(ただし延長戦には特別ルールがあります)。
バスケのチームファウルが5回・7回に達したときの罰則と影響

バスケのチームファウルが一定数に達すると、試合の状況が大きく変わります。
特に試合の終盤では、チームファウルの状況が戦術に大きな影響を与えます。
チームファウル5回到達後のフリースロー権利
バスケットボールの公式ルールでは、1ピリオド内でチームファウルが4回に達した後、つまり5回目以降のファウルからは「ボーナス状態(ペナルティシチュエーション)」に入ります。
この状態になると、シュート動作中でないファウルでも、相手チームには2本のフリースローが与えられます。
通常であれば単にサイドラインからのスローインで再開されるような場面でも、フリースローが発生するため、得点のチャンスが増えることに。
例えば、ハーフコートでボールを持っていない選手に対するファウルでも、チームファウルが5回目以降であれば、フリースロー2本が与えられます。
これにより、ディフェンス側はより慎重なプレーを求められます。
チームファウル7回の場合の特別ルール
一部のバスケットボールリーグ、特にアメリカのNCAAカレッジバスケットボールでは、「ダブルボーナス」と呼ばれるルールが存在します。
これは1ピリオド内でチームファウルが7回以上になった場合に適用されます。
ダブルボーナス状態では、ノンシューティングファウルでも2本のフリースローが与えられます。
5〜6回目のファウルでは「1アンド1」(1本目を成功させれば2本目が与えられる)となりますが、7回目以降は無条件で2本のフリースローとなります。
日本のバスケットボール連盟(JBA)の規則では、この「ダブルボーナス」の概念はなく、5回目以降のファウルからすべて2本のフリースローとなります。
このルールの違いは国際大会などでは特に注意が必要です。
試合の流れを変えるチームファウルの戦略的影響
チームファウルが増えることで、ディフェンス側のプレーは大きく制限されます。特に接戦の終盤では、チームファウルの状況が試合の流れを左右することがよくあります。
例えば、チームファウルが4回の状態では、ディフェンスは多少の接触を伴うアグレッシブなプレーが可能です。
しかし5回に達すると、わずかな接触でもフリースローを与えてしまうリスクが高まるため、より慎重なディフェンスを余儀なくされます。
また、試合終盤で勝っているチームにとっては、相手がボーナス状態にない場合、意図的にファウルをして時間を使う戦術も考えられます。
逆に、負けているチームは相手をボーナス状態に追い込んでフリースローを獲得し、時計を止めながら得点を重ねる戦略を取ることがあります。
このように、バスケのチームファウルは単なるルール上のペナルティではなく、試合の駆け引きにおいて重要な戦略的要素となっています。
バスケのチームファウルのリセットタイミングと例外パターン

バスケットボールの試合では、チームファウルがいつリセットされるかを理解することが非常に重要です。
このリセットのタイミングが試合の戦略に大きく影響します。
チームファウルのリセットに関するルール
バスケのチームファウルは基本的に各ピリオド(クォーター)の終了時にリセットされます。
ただし、延長戦(オーバータイム)に関しては特別なルールがあります。第4クォーター(または後半)終了時点でのチームファウルの状況が延長戦にも引き継がれます。
つまり、第4クォーターで既にボーナス状態だったチームは、延長戦でもボーナス状態からスタートすることになります。
また、複数回の延長戦が行われる場合は、各延長戦の間でチームファウルはリセットされません。1回目の延長から2回目、3回目と続く場合も、ファウルの数は累積されていきます。
チームファウルで得られるフリースローの権利と例外
チームファウルによって相手チームに与えられるフリースローには、いくつかの例外ケースがあります。これらを理解しておくと、試合の展開をより深く読み取ることができます。
基本的に、チームファウルが4回を超えた場合(5回目以降)、相手チームにはフリースロー2本が与えられますが、以下のような例外が存在します。
- オフェンスファウルの場合:
オフェンスチームが犯したファウル(チャージングやオフェンシブファウルなど)は、チームファウル数には加算されますが、相手チームにフリースローは与えられません。単にボールの所有権が相手チームに移ります。 - テクニカルファウルやアンスポーツマンライクファウルの場合:
これらのファウルは、チームファウルの数に関係なく、常にフリースロー1本または2本と、その後のボール所有権が与えられます。 - シューティングファウルの場合:
シュート動作中のプレイヤーに対するファウルは、チームファウルの数に関わらず、2本または3本(3ポイントシュート時)のフリースローが与えられます。 - ダブルファウル(両チームの選手が同時にファウルを犯した場合):
互いのファウルが相殺されるため、チームファウルには加算されますが、直接フリースローにはつながりません。
これらの例外を理解しておくことで、バスケの試合におけるチームファウルの影響をより正確に把握できるようになります。
バスケのチームファウルまとめ
バスケのチームファウルは、試合の展開や戦略に大きな影響を与える重要なルールです。
この記事で解説した内容をまとめると、以下のポイントが重要です。
チームファウルとは、1ピリオド(クォーター)内でチーム全体が犯した対人ファウルの合計のことです。
4回目までのチームファウルでは単にボールのスローインが与えられますが、5回目以降はボーナス状態となり、相手チームにフリースロー2本が与えられるようになります。
チームファウルは基本的に各ピリオド終了時にリセットされますが、延長戦では第4クォーターのファウル数が引き継がれます。
また、オフェンスファウルやテクニカルファウルなど、特殊なケースにおけるルールの適用にも注意が必要です。
バスケットボールをより深く理解し楽しむためにも、このチームファウルのルールと戦略を把握しておくことは非常に有益です。
観戦する際にも、プレーする際にも、チームファウルの状況を意識することで、バスケットボールの奥深さをより実感できるでしょう。