このようなお悩みはありませんか。
バスケは体力や協調性だけでなく、判断力や礼儀まで幅広い力が身につく習い事です。
室内スポーツのため天候に左右されず、年間を通じて安定的に練習を続けられるのも保護者にとってうれしいポイントでしょう。
この記事の内容
この記事では、バスケを子供の習い事として検討している保護者へ向けて、メリット・デメリットから費用や教室選びまで解説します。
お子さんに合った習い事選びの参考として、ぜひ最後までお読みください。
バスケは走る・跳ぶ・投げるの動きがすべて含まれた全身運動です。
こどもの心と体の成長にプラスになる要素が多く、習い事として保護者からの人気が年々高まっています。
Bリーグの盛り上がりやNBAの八村塁選手の活躍もあり、バスケを始めたいこどもの数は増加傾向にあるでしょう。
ここでは、バスケを習わせる7つのメリットを紹介しましょう。
バスケの試合は、ミニバスでも6分×4クォーターの計24分間コートを走り続けるスポーツです。
攻守の切り替えが激しく、ダッシュとジョグをくり返すため、練習を続けるだけで自然と持久力が高まります。
小学生の時期に持久力の土台をつくっておくと、中学以降のスポーツや体育の授業でも体力面で苦労しにくくなるでしょう。
走るのが苦手だったこどもが、バスケを始めて半年で持久走の記録が伸びたという声も少なくありません。
体力がつくとふだんの生活でも疲れにくくなり、学校生活や勉強に集中しやすくなる効果も期待できます。
文部科学省の「全国体力・運動能力調査」でも、定期的にスポーツを行っているこどもは体力テストの成績が高いと報告されています。
バスケは「楽しみながら体力がつく」習い事として、運動が得意でないこどもにもおすすめでしょう。
バスケでは、急に止まる・方向を変える・素早く走り出すといった動きを何度もくり返します。
ストップ&ゴーの動きが多いバスケは、俊敏性と瞬発力を同時に鍛えられるのが特徴です。
たとえば、ディフェンスでは相手の動きに反応してサイドステップを踏み、オフェンスではドリブルで相手を抜くために一瞬の加速が求められます。
これらの動きは、サッカーや野球などほかのスポーツにも応用できる運動能力の基礎になるでしょう。
小学生の時期はゴールデンエイジと呼ばれ、神経系の発達が著しい年代です。
この時期にバスケで多様な動きを経験しておくと、将来どのスポーツに進んでも適応しやすくなります。
実際に、元サッカー選手やテニス選手のなかにも、こどもの頃にバスケを経験していた人は少なくありません。
バスケで培った俊敏性は、運動会のリレーやドッジボールなど学校行事でも活きる場面が多いものです。
バスケは5人でプレーするチームスポーツです。
1人だけが上手くても勝てないのがバスケの面白さであり、パスをつないで全員で得点をつくる楽しさを通じてチームワークが身につきます。
練習では、味方にパスを出すタイミングやスクリーン(壁をつくって味方を助ける動き)の連携など、仲間と協力する場面が数えきれないほどあるものです。
試合に負けたときの悔しさ、勝ったときの喜びをチーム全員で共有する経験は、こどもの社会性を大きく育ててくれるでしょう。
学校とは異なるコミュニティで年齢の違うチームメイトと関わることで、年上への敬意や年下への思いやりも学べます。
こうしたチームワークの経験は、学校生活や将来の社会生活でも大きな財産になるものです。
保護者からは「バスケを始めてから、学校でもお友だちとの関わり方が上手になった」という声がよく聞かれます。
人間関係を築く力は大人になってからも求められるスキルであり、チームスポーツの経験はこどもの将来の土台をつくってくれるでしょう。
バスケは「考えるスポーツ」ともいわれ、コート上では常に瞬時の判断が求められます。
たとえば、ボールを持ったとき「シュートを打つか」「パスを出すか」「ドリブルで抜くか」の3つの選択肢を一瞬で判断しなければなりません。
この判断をミニバスでは24秒以内(ショットクロック)に行う必要があり、考えるスピードが自然と鍛えられるでしょう。
さらに、ディフェンスでは相手の動きを予測し、次に何が起きるかを読む力も養われます。
「自分で考えて動く力」はバスケ以外の勉強や日常生活にも直結するスキルです。
親から言われなくても自分で判断して行動できる力は、こどもの自立心にもつながります。
NBAの試合を見ると、トップ選手たちは味方4人の位置と相手5人の動きを瞬時に把握してプレーを選んでいるのがわかるでしょう。
ミニバスでもスケールは違えど同じ思考回路が求められるため、こどもの「考える力」を楽しみながら鍛えられるのがバスケの魅力です。
バスケは展開が速く、一瞬の気のゆるみがターンオーバー(ボールを奪われるミス)につながるスポーツです。
ドリブル中に相手と味方の位置を把握しながらパスコースを探すなど、複数のことに同時に注意を払う必要があります。
こうした経験をくり返すうちに、1つのことに深く集中する力と、周囲を広く見渡す力の両方が育っていくでしょう。
習い事としてバスケを始めたこどもの保護者からは、「学校の授業に集中できるようになった」という声も多く聞かれます。
バスケの練習で培った集中力は、勉強や読書など学校生活でもプラスに働くものです。
短い練習時間でも密度が高いバスケは、こどもの集中力を効率よく伸ばせる習い事といえるでしょう。
バスケの練習では、はじめと終わりに「お願いします」「ありがとうございました」のあいさつが徹底されます。
ミニバスチームやバスケスクールでは、コーチへの敬語や仲間への声かけなど、日常の礼儀作法を指導に取り入れているケースが多いでしょう。
試合前後の整列やあいさつは、相手チームへの敬意を表す大切なルールです。
バスケを通じて「礼儀を守ることの意味」を体験的に学べるのは、保護者にとって見逃せないメリットでしょう。
実際に、バスケを習い始めてから家庭でのあいさつや返事がしっかりするようになったという保護者の声は少なくありません。
礼儀やあいさつは一生ものの力であり、こどものうちに自然と身につけられるのはバスケの大きな魅力です。
スポーツを通じて身につけた礼儀は、学校の先生や友だちの保護者からも好印象を持たれやすいでしょう。
将来の就職活動や社会人生活でも、バスケで培った礼儀正しさは必ず役に立つものです。
バスケはジャンプ動作が多く、骨に縦方向の刺激を与える全身運動です。
考えるバスケットの会の記事によると、ジャンプによる縦への刺激が骨端軟骨に作用し、骨の成長を促すとされています。
ただし、「バスケをすれば必ず身長が伸びる」という科学的な因果関係は証明されていません。
あくまで適度な運動・十分な睡眠・バランスのよい食事の3つがそろってはじめて、身長が伸びやすい環境が整うものです。
とはいえ、バスケは全身をまんべんなく使うスポーツのため、成長期のこどもの体づくりには適した運動といえるでしょう。
「身長を伸ばしたい」という理由でバスケを始めるこどもも多く、モチベーションの1つになっています。
保護者としては、バスケで身長が伸びることを過度に期待するのではなく、「全身運動で健やかな体づくりができる」ととらえるのが自然でしょう。
結果的に身長が伸びたらラッキーくらいの気持ちで、こどもがバスケを楽しめる環境を整えてあげるのが一番です。
メリットの多いバスケですが、始める前にデメリットも把握しておくと安心です。
対策を知っておけば、ほとんどのデメリットは軽減できるでしょう。
どの習い事にもデメリットはあるため、バスケ特有の注意点を正しく理解して備えることが大切です。
ここでは3つのデメリットと具体的な対策を紹介します。
バスケはダッシュやジャンプ、接触プレーが多く、足首の捻挫や突き指が起きやすいスポーツです。
小学生に多いケガとしては、足首の捻挫が最も多く、次いで膝の痛みや指のケガが挙げられます。
練習前のウォーミングアップと練習後のクールダウンを習慣づけるだけでも、ケガのリスクは大幅に下がるでしょう。
また、成長期のこどもは骨や関節が未発達のため、週に1〜2日は完全休養日をつくるのが理想です。
足首をしっかりサポートするバスケットシューズ(バッシュ)を正しいサイズで選ぶことも、ケガ予防の基本になります。
痛みを感じたら無理をさせず、早めにスポーツ整形外科を受診しましょう。
なお、おかだ整形外科の情報によると、成長期のこどもに多いオスグッド病(膝の痛み)は、ストレッチと練習量の調整で予防できるケースがほとんどです。
ケガが心配で習い事をためらっている保護者も、正しい予防策を知っておけば安心してバスケを始められるでしょう。
ミニバスチーム(スポーツ少年団)では、練習の付き添い当番や試合の送迎を保護者が分担するケースが少なくありません。
土日に試合が入ると丸1日拘束されることもあり、家族のスケジュール調整が必要になるでしょう。
当番制の頻度や送迎の範囲はチームごとに異なるため、入会前に具体的な負担内容を確認しておくのがおすすめです。
保護者の負担を減らしたい場合は、当番制がない民間のバスケスクールを選ぶ方法もあります。
チームの雰囲気や保護者同士の関係は、体験参加のときに直接確認するとよいでしょう。
事前のリサーチと体験参加で、家庭に合ったチームやスクールを見つけることが長続きのカギになります。
共働き家庭の場合は、送迎の有無や練習曜日が負担にならないかを最優先で確認しておくとよいでしょう。
保護者同士のつながりが生まれやすいのもバスケの特徴で、情報交換や悩み相談ができる仲間ができるのはメリットの1つです。
こどもは成長が早いため、バッシュは半年〜1年でサイズが合わなくなることが珍しくありません。
「すぐ大きくなるから」と大きめのバッシュを買うと、足が靴のなかで滑ってケガの原因になるものです。
成長期のこどもには、つま先に0.5〜1.0cmの余裕がある「いまの足に合ったサイズ」を選びましょう。
費用を抑える方法としては、型落ちモデルを狙う・セール時期にまとめ買いする・先輩保護者からお下がりをもらうといった工夫が挙げられます。
バッシュ以外のウェアやソックスは比較的安価なので、バッシュさえ適正サイズを選べば費用面の心配はそれほどないでしょう。
用具の買い替え頻度をあらかじめ想定しておけば、家計の見通しも立てやすくなるでしょう。
バスケの習い事にかかる費用は、チームの種類によって大きく異なります。
「思ったより高かった」と後悔しないために、月謝と初期費用の目安を把握しておきましょう。
サッカーや野球と比べると、バスケは比較的費用が抑えやすい習い事といえるでしょう。
ここでは月謝の相場と、最初にそろえる道具の費用を紹介します。
バスケの月謝は、チームの運営形態によって差があります。
| 項目 | ミニバスチーム(スポ少) | 民間バスケスクール |
|---|---|---|
| 入会費 | 500〜3,000円 | 3,000〜5,000円 |
| 月謝 | 1,000〜3,000円 | 5,000〜10,000円 |
| 練習頻度 | 週2〜4回 | 週1〜2回 |
スポーツ少年団のミニバスチームは月謝が1,000〜3,000円と圧倒的に安いのが特徴です。
一方で、民間スクールは月謝が5,000〜10,000円ほどかかるものの、プロのコーチが指導してくれるケースが多いでしょう。
月謝のほかに、試合の遠征費や合宿費が別途かかる場合があるため、入会前に年間の総費用を確認しておくのがおすすめです。
スポーツ少年団の場合、年間の総費用は月謝・遠征費・合宿費を含めても3万〜5万円程度に収まるケースが多いでしょう。
民間スクールは年間で7万〜15万円ほどかかるものの、送迎不要や少人数指導などの付加価値があるものです。
バスケを始めるにあたって、最低限そろえたい道具と費用の目安は以下のとおりです。
チームによってはボールを貸し出してくれる場合もあるため、入会前に確認しておくと初期費用をおさえられます。
なかでもバッシュ選びは最も慎重に行いましょう。
足首をしっかりサポートし、クッション性に優れたモデルを選ぶと、ケガの予防につながります。
小学生向けバッシュでは、アシックスのDUNKSHOT MBシリーズが日本人の足に合いやすい設計で人気です。
初期費用をすべて合計すると、1万〜2万円程度でバスケに必要な道具がひととおりそろいます。
サッカーのスパイクやユニフォーム、野球のグローブやバットに比べると、バスケは初期費用がおさえやすいスポーツといえるでしょう。
こどもがバスケを長く楽しむためには、教室やチーム選びが非常に大切なポイントになります。
合わない環境を選ぶと、こども自身がバスケを嫌いになってしまうリスクもあるでしょう。
自宅から片道30分以内で通える距離を目安に、無理なく続けられる教室を探すのが基本です。
ここでは教室選びで押さえておきたいポイントを解説します。
バスケを習える場所は、大きく分けて「ミニバスチーム(スポーツ少年団)」と「民間のバスケスクール」の2種類があります。
ミニバスチームは小学校の体育館を拠点にしていることが多く、月謝が安い反面、当番制や送迎の負担が発生するケースがあるでしょう。
一方、民間スクールはプロコーチの指導が受けられ、保護者の負担が少ないのが特徴です。
それぞれの特徴をまとめると以下のとおりになります。
| 項目 | ミニバスチーム | 民間スクール |
|---|---|---|
| 月謝 | 安い(1,000〜3,000円) | やや高い(5,000〜10,000円) |
| 指導者 | ボランティアコーチが中心 | プロコーチが多い |
| 試合 | 公式戦に出場できる | スクール内の試合が中心 |
| 保護者の負担 | 当番・送迎あり | 少ない |
| 雰囲気 | 競技志向が強め | 楽しさ重視が多い |
「試合に出て勝ちたい」ならミニバスチーム、「楽しくバスケを学びたい」なら民間スクールが向いているでしょう。
こどもの性格や目標に合わせて選ぶのがポイントです。
最近では、最初は民間スクールで基礎を学び、慣れてきたらミニバスチームに移るという流れも増えています。
両方を併用しているこどももおり、スクールで個人スキルを磨きつつチームで実戦経験を積むスタイルも選択肢の1つでしょう。
教室を決める前に、必ず1回は体験参加をしましょう。
体験のときにチェックしたい項目は以下の3つです。
1. コーチの指導スタイル
こどもに対して威圧的な指導をしていないか、ほめる場面があるかを確認します。
こどもが萎縮している雰囲気があるチームは避けた方がよいでしょう。
2. チームメイトの雰囲気
練習中にこども同士が声をかけ合っているか、新しい子に対して親切かどうかを見ます。
こどもが「また行きたい」と思える雰囲気かどうかは、長続きの大きな判断材料になるものです。
3. 練習のレベルと頻度
初心者でもついていける内容か、練習の頻度は家庭のスケジュールと両立できるかを確認しましょう。
複数の教室を比較してから決めると、こどもに合った環境を見つけやすくなります。
体験参加は無料で実施しているチームやスクールがほとんどなので、気になる教室があれば気軽に参加してみてください。
最低でも2〜3か所は体験してから決めるのが、後悔しない教室選びのコツです。
バスケを始める前に、こどもと保護者がそれぞれ準備しておくとスムーズにスタートを切れます。
「始めてから困った」とならないために、事前の準備と心構えを押さえておきましょう。
特に初心者のこどもは、最初の1〜2か月でバスケが好きになるかどうかが決まるケースが多いものです。
ここでは、こどもの練習面と保護者のサポート面に分けて見ていきましょう。
バスケ初心者のこどもは、まずボールに慣れることからスタートします。
最初から難しいドリブルやシュートを練習するのではなく、以下のようなボールハンドリングから始めるのが一般的です。
はじめのうちはボールが手につかず、思い通りに動かせないことがほとんどです。
「最初は誰でもできない」と声をかけてあげるだけで、こどもの気持ちが楽になるでしょう。
毎日10分でもボールに触る習慣をつけると、1〜2か月で目に見えて上達するこどもが多い傾向にあります。
自宅にバスケットゴールがなくても、ボールハンドリングやドリブル練習は室内や公園でできるものです。
こどもが自主的に練習する環境を整えてあげると、上達のスピードがさらに加速するでしょう。
YouTubeには初心者向けのバスケ練習動画が豊富にあるため、親子で一緒に見ながら練習するのもおすすめです。
こどもがバスケを楽しく続けるために、保護者の関わり方はとても大きな影響を与えます。
意識したいサポートのポイントは以下の3つです。
「勝たなきゃダメ」「もっと頑張れ」といったプレッシャーは、こどものバスケ嫌いにつながりかねません。
試合で負けたときや失敗が続いたときこそ、保護者が気持ちに寄り添うことが大切です。
こどもが「バスケが好き」という気持ちを持ち続けられるサポートを心がけましょう。
Bリーグや八村塁選手の活躍で、こどもたちのバスケへの関心はかつてないほど高まっています。
「うちの子もバスケをやりたい!」といい出したタイミングが、習い事を始めるベストなきっかけになるものです。
こどもの「やりたい気持ち」を後押しするのが、保護者にできる一番のサポートです。
子供の習い事としてバスケを検討している保護者に向けて、メリット・デメリット・費用・教室選びについて解説しました。
この記事のポイントを振り返りましょう。
まずはお近くのミニバスチームやバスケスクールの体験参加に申し込んでみてください。
こどもが「楽しい!」と目を輝かせる瞬間に出会えたら、それがバスケを始める最高のタイミングです。